【人物試験①】人物試験について知っておきたい5つのこと
国総の試験には欠かせない、人物試験。「民間の面接とは何が違うの?もしかして圧迫面接?」など、疑問は尽きません。今回は、そんな__人物試験について知っておきたい5つのこと__をまとめました。
※取り上げているのは、国家公務員総合職の人物試験対策についてです。
目次
0.はじめに
1.大学名は言ってはいけない
2.面接官は3人、様々な省庁の方
3.1面接官につき1項目を担当
4.時間は20分
5.雰囲気は和やか
6.最後に
0.はじめに
人物試験とは、__いわゆる面接__のことです。教養区分・専門区分双方において2次試験に位置しており、__公務員試験の最後のハードル__と言えます。以下、概要をまとめます。
- 事前に記入した面接カードを基に進行していく
- 面接カードには__「① 学業や職務において」「② 社会的活動や学生生活において」「③ 日常生活その他について」「志望動機」__の4つの欄に分かれている
- 面接カードのテンプレートは、試験直前になったら人事院のHPで公開される
- 人物試験の評価は、__A~Eの5段階__でつけられ、Eは不合格である。__平均はC評価__だと言われている
1.大学名は言ってはいけない
意外と知られていませんが__、大学名(会社名)等が特定されるような発言はご法度__です。
面接カードにも「出身校や会社名などが特定されるような記入は避けてください」と記載があります。自己紹介を求められた際や、各項目について話す際には気をつけましょう。
2.面接官は3人、様々な省庁の方
面接官は全部で__3人、30~40代の課長補佐級の方__です。真ん中の方が__人事院__、左右の方は__各省庁から手伝い__に来ています。そのため、面接官が特定の省庁に偏ることはありません。また、知っている顔の採用担当が登場する可能性もあります。
3.1面接官につき1項目を担当
3人の面接官は、それぞれ1~2項目について質問をしてきます。人事院の方は「① 学業や職務において」と「志望動機」を担当し、左右の面接官の方はそれぞれ「② 社会的活動や学生生活において」と、「③ 日常生活その他について」を担当します。
また面接官は、全員__評価シート__を手元に持っており、それに基づいて点数を記入しています。あくまで噂ですが、それらのシートを基にした合議制にて、A~Eの評価が決められているそうです(※)。
※2020.08.01修正・追記
4.時間は20分
面接の合計時間は__20分__です。そのため、単純計算で__各項目に割かれる時間は5~6分__となります。ただし注意が必要なのが__志望動機__です。志望動機は面接官によって、__A最後に聞かれる場合、B時間切れで聞かれない場合、C最初に聞かれる場合__に大別されます。面接内で志望動機に触れられなかった、またはいきなり最初に聞かれたという場合でも、落ち着いて対応しましょう。
5.雰囲気は和やか
面接の雰囲気は、__非常に穏やか__です。面接官の方も「緊張していますか?待合室ではどんなことをしていましたか」など、最初にアイスブレイクをしてくださいます。時間の都合上淡々と進んでいくため、笑顔あふれる面接…というわけではありませんが、決して圧迫面接ではありません。気負う必要は全くないため、リラックスして臨みましょう。
6.最後に
今回は、人物試験に関して知っておきたい5つのことについてご紹介しました。次回以降は、具体的な面接の雰囲気等についてご紹介したいと思います。